当社は、これまで冷凍での流通が難しかった食品の商品化を実現させ、さらに冷凍食品のおいしさを一層向上するために、冷凍食品専用の品質改良剤「トップビストロフローズン」シリーズ、「ZEPPIN FROZEN」シリーズ(ハラル認証取得製品)を取り揃えています。
冷凍焼け(白蝋化)、変色、食感軟化、離水などといった冷凍食品の品質的課題を改善し、より高品質でおいしい商品作りに貢献します。
米飯類、麺類や餃子の皮などで、冷凍保管中に水分が昇華・乾燥し、食品の白化(食品の表面が白くなる)や、変色が起こる
凍結による組織の損傷で、褐変・変色が起こり、食材本来の硬さや歯切れも失われる(特にリンゴ、もも、白ぶどう、びわなどのフルーツで顕著)
冷解凍によるダメージで、食品の細胞や組織がスポンジ化することで水分が流出し、味や食品の見た目に悪影響を及ぼす
食品を冷凍すると、食品内の水分が氷結晶となり、食品の温度は-18~-20℃まで徐々に下がっていきます。食品の温度は0℃以下までは急速に低下しますが、-1℃から-5℃の温度帯(氷結晶生成帯)になると下がりにくくなります。また、氷結晶生成帯では食品中の氷結晶は肥大化しやすいため、食品の組織にダメージを与えます。
氷結晶の肥大化以外にも、冷凍・解凍中に起こる食品の化学反応が食品の味や見た目にダメージを与えることがあります。
特に、お寿司、かやくご飯などの味飯、リンゴや桃などのフルーツ、ゼリーやプリンなどのゲル化したデザートなどにはこのようなダメージが生じやすく、冷凍での流通が難しいとされています。
無添加
トップビストロフローズンR添加
トップビストロフローズンRは、対生米0.3%添加
無添加
トップビストロフローズンF-AO添加
トップビストロフローズンF-AO 10%水溶液にりんごを浸漬後、液切りして冷凍・解凍後に色調比較
無添加
細胞壁が損傷
トップビストロフローズンVA添加
*トップビストロフローズンVA 1.0%水溶液に山芋を浸漬後、液切りして冷凍。解凍後の山芋を染色し、顕微鏡で観察。
*大阪産業技術研究所にて顕微鏡観察
細胞壁の構造維持
食品加工技術の進化、冷凍機の高性能化、コールドチェーンの発達によって、わたしたちは有名店のハンバーグやキンパ、ラーメン、チーズケーキをはじめ、自然解凍で食べることができるグラタンといった、バラエティ豊かでおいしい冷凍食品が手に入るようになりました。
長期保存が可能で、ごみが少なく、調理が簡便で手軽に食べられる冷凍食品は人気があり、これからも冷凍食品の市場は堅調に推移すると考えられています。
当社は「トップビストロフローズン」シリーズ、「ZEPPIN FROZEN」シリーズ(ハラル認証取得品)の販売を通じて、お客様のより高品質な商品づくりをお手伝いすることで、冷凍食品市場のさらなる拡大に貢献します。