現在、自動車業界における最大の課題は、CO2排出量の削減です。そのため、自動車メーカーはアルミニウムやマグネシウムを積極的に採用して、クルマの軽量化と燃費の向上に取り組んでいます。さらに、自動車以外の分野においても、金属素材の耐食性向上が強く求められています。
奥野製薬工業は、薄膜で高絶縁性と高耐食性を実現できるシリカ系薄膜コーティング剤「Protector シリーズ」を新たに開発しました。
シリカ系薄膜コーティングは、金属の溶液を出発点として、加水分解と縮重合反応によってセラミック塗膜を得る方法(ゾル-ゲル法)で、
液相での化学反応によって低温(100~150℃)で薄膜を形成することができます。
さらに、シラノール基(Si-OH)と金属素材表面の水酸基(-OH)が脱水反応によって共有結合を形成するので、
高密着性を確保できます。
シリカ系薄膜コーティング剤Protectorシリーズは、優れた耐食性・絶縁性を発揮します。
アルミニウム、マグネシウム用だけではなく、電子デバイス用、次世代電池用、磁性粉末用、抗菌用など
たくさんの製品を取り揃えておりますので、少量試作からお気軽にお問い合わせください。
奥野製薬工業では、シリカ系薄膜コーティング剤の技術をもとに、高抗菌性ハードコーティング剤を新たに開発しました。
新製品「TOP NOBAC Pro」は、無色透明で、素材の質感をそのままに高い抗菌性能を発揮します。
質感の改良、前処理、ハードコート、試作、量産支援、外注先のご紹介まで、
「探し求めるイメージ」を再現できるまでとことん突き詰めますので、お気軽にお問い合わせください。