Food食品
事業紹介

「おいしさ」と「安全」を食卓へ

1922年に日本で初めてベーキングパウダーを国産化した奥野製薬工業は、
各種食品添加物製剤、日持ち向上剤や保存料などの制菌剤、
食品用品質改良剤、食品向けサニテーション資材を開発・製造・販売しています。

食生活が多様に変化する中で、加工食品には簡便性やおいしさが常に求められています。

当社は、製菓用・製麺用・惣菜用など、あらゆる食品向け製品を提供しています。
特に制菌剤は国内トップクラスのシェアで、食品のさらなるロングライフ化に貢献します。
さらなるおいしさを追求するために、畜肉加工品用製品、水産加工品用製品はもちろん、
冷凍食品向け品質改良剤や食品素材で構成される高機能製品の開発にも注力しています。

昨今最も重視される食の安全についても、食品変敗菌などの微生物の制御方法をご提案し、お客様の商品開発のお手伝いをします。

  • 缶入りベーキングパウダー

  • 総合技術研究所実験室内

食品部門の歴史

2017(平成29年)

調理麺のほぐれ性を向上する「パラレルきわみ」の製造販売を開始

2018(平成30年)

デリ雪華製法(制菌剤味覚改善技術)を新規開発、「トップキープデリ雪華シリーズ」の製造販売を開始

2020(令和2年)

第五工場が一般社団法人 日本食品添加物協会よりHACCP導入型食添GMPの認証を取得

2020(令和2年)

日持ち向上・風味改善効果に優れた調味酢「トップNフィットVP」の製造販売を開始

2022(令和4年)

冷凍食品向けの品質改良剤「トップビストロフローズンシリーズ」の製造販売を開始

2022(令和4年)

独自の発酵技術で日持ち向上・風味改善効果を高めた調味酢「トップNフィットプラスシリーズ」の製造販売を開始

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食品ロス削減、食の多様化への対応

日持向上剤と品質改良剤で食品ロス削減のお手伝い

日持向上剤は、食品の腐敗の原因となる微生物の増殖を抑制することによって、食品ロス削減に重要な役割を果たしています。
従来の日持向上剤は、食品の風味や見た目、においに影響を及ぼすことが課題でした。当社の日持向上剤には、食品本来のおいしさを損なわない特殊加工技術が施されており、風味への影響を抑えた「トップキープデリ」シリーズや、独自の発酵技術で酸味・酸臭を抑えた醸造酢ベースの「トップNフィットプラス」シリーズなどを取り揃えています。
また、品質改良剤は、色調劣化の防止、規格外や不揃い食品の削減、作業性の改善を通して、食品ロスと廃棄物の削減に貢献します。当社は、独自の改質技術を駆使し、多糖類、油脂、還元糖など、さまざまな素材で改質した小麦たん白「プロフェクト」シリーズを食品・目的に応じて多様にラインナップしています。

冷凍食品の課題を解決します

米飯、たまご加工食品などは、冷凍すると食感や風味が低下するため、冷解凍による品質の低下を抑える技術が求められています。
当社の冷凍食品向け品質改良剤「トップビストロフローズン」シリーズは、これらの課題を解決し、これまで商品化が難しかった冷凍食品を実現させ、既存の冷凍食品のおいしさをさらに向上させます。

食の多様化への対応

世界では食文化や宗教などを背景にして、ハラールフードやビーガン食など、特徴のある食事が提供されています。
近年は、地球上の人口の4人に1人はムスリムといわれており、ハラル対応食品の需要が特に高まっています。
当社は、急速に拡大するハラルマーケットに対応するため、日持向上剤、品質改良剤などに関して、ハラル認証の取得を進めています。

食品部門の強み

日持向上剤と保存料

日持向上剤や保存料などの制菌剤は、様々な加工食品に使用されています。従来の制菌剤を用いると、酸味や酸臭がおいしさに影響することがありますが、当社の制菌剤は、味覚への影響を低減していますので、おいしさと日持ち向上を両立させます。

技術紹介: OKUNOのおいしさそのまま日持向上剤

品質改良剤

食品のおいしさに影響する要因はさまざまで、味や香り以外に、食感や視覚的要素もおいしさに影響します。食品が製造されてから食べられるまで、できたての味わいや見た目を保つために、品質改良剤が使われています。

技術紹介: OKUNOのたん白素材(品質改良剤)が選ばれる理由

ベーキングパウダー

菓子やパンなどで、ふんわりと柔らかな食感や、ボリューム感のある見た目を実現するために、ベーキングパウダー(膨張剤)が使用されています。1922年に日本で初めてベーキングパウダーを国産化した当社は、お客様が求める食品づくりをかなえる製品を各種取り揃えております。

技術紹介: OKUNOのベーキングパウダー

冷凍食品向け品質改良剤

利便性や保存性に優れた冷凍食品は、近年ますます需要が高まっています。冷凍食品向け品質改良剤「トップビストロフローズンシリーズ」は、冷凍および解凍による品質の低下を抑えることで、これまで商品化が難しかった冷凍食品を実現させ、既存の冷凍食品のおいしさをさらに向上させます。

技術紹介:冷凍食品に特化したOKUNOの品質改良剤

注目製品: 冷凍食品向け品質改良剤

機能性素材

独自製法で塩化カリウムの味質改善をした減塩素材「ぽたしお」シリーズを展開。
さらに、米ぬかや植物などの残滓に含まれる消臭、抗酸化、抗菌効果を活用した品質改良剤や制菌剤を開発。
米ぬか由来の「デオライスパウダー」は異臭や苦味、えぐ味を緩和し、全体的に風味をまとめることができます。

注目製品: 独自の製法により生まれた機能性素材

ハラル認証 取得製品

日本に在住する、または日本を訪問する外国人の数はますます増加しています。それにともない、フードダイバーシティ(食の多様性)への対応が求められるようになりました。当社は、ハラル認証取得製品の品揃えを拡充しています。

注目製品:ハラル認証を取得した加工食品向け製剤

食添GMP認定(登録番号 JAFAGMP-117)

食品添加物製剤の専用工場である第五工場は、2006年竣工以来“「おいしさ」と「安全」を食卓へ”をスローガンに、
外部監査制度等を利用しながら徹底した品質管理によって、よりよい製品を提供してまいりました。

そして、2021年6月施行の改正食品衛生法に則り「HACCPに沿った衛生管理の義務化」への対応および、
食品添加物の製造に特化した製造・品質管理を定めた自主基準に基づいた食添GMPマネジメントシステムを構築し、
継続的な改善を図ることにより、更なるお客様への安心・安全な製品を提供するため、
2020年10月に食添GMP認定(HACCP導入型食添GMP認証)を取得しました。

HACCP認証取得

認証取得工場:第五工場
登録番号: JAFAGMP-117
認定日: 2020年10月