装飾クロムめっきは硬度が高く、耐食性と耐変色性に優れるため、 光沢ニッケルめっきやサテンニッケルめっき後の最終表面仕上げに広く使われています。
クロムめっきの皮膜は、金属のクロムで環境規制を受けることがありません。 一方で、クロムめっき液は6価クロムや3価クロムのイオンを含むため、 特に、6価クロムを用いる装飾用のクロムめっきは RoHS指令や排水規制などの対象となり、 現在は3価クロムを用いる装飾クロムめっきが普及しています。
従来、3価クロムからの装飾クロムめっき皮膜には 耐食性に劣る、皮膜に黒味が出やすいなどの課題がありました。 当社はこのたび、6価クロムからのクロムめっきと同等に、青みのあるシルバー調の色味が得られる3価クロムめっき液を新たに開発しました。