磁性粉末は、モーター、発電機などのコア材に広く使われており、特に、電装化が進む自動車分野では磁気特性を向上させるために、鉄やフェライトなどの金属・金属酸化物粉末を加圧・成型した圧粉磁心の開発が進められています。
圧粉磁心をモーターなどのコア材に利用する場合、磁性粉体上に優れた絶縁性を確保できる高強度の塗膜が必要となるため、当社は超薄膜で高い絶縁信頼性を示すシリカ系コーティング剤「Protector PW-S」を開発しました。
当社が開発しましたシリカ系コーティング剤「Protector PW-S」は、鉄などの磁性粉末に対して絶縁性に優れた塗膜を液相反応により成膜できます。主剤の量を調整することで、膜厚をコントロールしますので、1~300μmサイズの磁性粉末に10~100nmの絶縁性のコーティングを生成することが可能です。
試作から量産まで、最適な製品とプロセスをご提案いたします。