アルミニウム素材は、軽量で加工性とコスト面にも優れていることから広く使用されています。アルミニウムの表面処理技術としては、陽極酸化処理が一般的ですが、近年は耐食性の要求が厳しくなっており、陽極酸化処理では対応できない場合があります。そこで当社では、アルミニウム素材および陽極酸化皮膜に優れた耐食性を付与でき、防汚性に優れるシリカ系薄膜コーティング液「Protector HB-LTC2」を開発しました。
有機-無機ハイブリッドタイプの透明なシリカ系薄膜で膜硬度と耐食性に優れています。
低温硬化が可能なため、耐熱性の低い陽極酸化皮膜への処理も可能です。薄膜であるため、下地の質感を維持することができ、着色剤の添加により下地の質感を生かした加飾ができます。
また、非粘着性付与剤(NS Agent-5)を併用することで、離形性を付与することも可能です。