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水平型ロールtoロールめっき装置に対応する硫酸銅めっき添加剤

トップルチナSVP

水平型ロールtoロールめっき装置に対応する硫酸銅めっき添加剤

フレキシブルプリント配線板(FPC)への電気(硫酸銅)めっきにおいて、生産性の向上や省力化、作業環境の改善を目的として、ロールtoロール式のめっき装置による連続処理が増加しています。ビアホール内への表面処理は、ビアホールの信頼性向上のために、コンフォーマルめっきからハーフフィリングめっきへと移行してきました。近年ではさらなる信頼性の向上と高密度化の要求に応えるために、フルフィリングめっきが求められるようになってきました。
しかしながら、従来の硫酸銅めっき用添加剤では、水平型ロールtoロール式のめっき装置を用いてフルフィリングめっきを行うことは困難でした。その理由として、従来の添加剤ではFPCがめっきセル間を移動する際に、FPC上に残留しためっき液を主要因とする微弱電流が継続し、FPCの移送中にめっき皮膜表面が酸化、変質することが挙げられます。当社は電気(硫酸銅)添加剤の成分をロールtoロール式のめっき装置向けに最適化し、セル間の微弱電流を制御し、ビアフィリング性能を大幅に向上させることに成功しました。

特長・仕様

トップルチナSVPは、プリント配線板用のロールtoロールめっき装置に適したビアフィリング用硫酸銅めっき添加剤です。当製品は、ビアフィリング性能の向上を目的に開発されており、セル間で流れる微弱電流を制御することでFPCのビアフィリングを実現します。従来の添加剤では、ロールtoロールめっき装置を用いた場合、ハーフフィリングしかできませんでしたが、当製品は、ビアのフルフィリングを達成できます。商品化にあわせて、試作用のパイロットラインも導入済みで、各種サンプルのご提供もいたしますので、お気軽にご相談ください。