フッ素化合物フリーでポジティブリスト制度に適合する食品器具用コーティング剤
トップセラリリース FG-1
有機フッ素化合物（PFAS）は、環境残留性と生体蓄積性が高く、 人体への有害性が懸念されており、特定PFAS（PFOS、PFOA、PFHxS）の3成分は、既に使用が禁止されています。
また、2018年6月に公布された食品衛生法等の一部を改正する法律によって、 食品用器具・容器包装について、安全性を評価した物質のみを使用可能とするポジティブリスト制度が導入されました。 今回の改正は、食品用器具・容器包装の安全性確保と、国際的な整合性を目的としたものです。 この改訂は合成樹脂などを規制の対象としており、本法律は2025年から本格的に施行されます。
当社は環境と人にやさしい技術の確立のために、 食品の製造、販売、調理、貯蔵などの際に使用する食品と接触するものを対象に、 フッ素化合物フリーで、ポジティブリスト制度に適合する非粘着性・防汚性に優れたシリカ系薄膜コーティング剤を新たに開発しました。
特長・仕様
非フッ素系の非粘着・防汚性コーティング剤 トップセラリリース FG-1は、スプレーで塗布した後、200℃熱処理により透明なシリカ系コーティング皮膜が得られます。一般的なフッ素コーティング剤と同等の非粘着性があり、耐油性、耐食性にも優れています。主剤、硬化剤、非粘着性付与剤の3液構成で、フッ素化合物を含まないため、PFAS規制に対応できます。食品用器具・容器包装について定められたポジティブリスト制度にも適合する安全性の高い製品です。
