酸化チタン(TiO2)は金属酸化物の中でも高い屈折率を有し、光の干渉作用により酸化チタン薄膜の膜厚変化で様々な干渉色が生じます。酸化チタンコーティングによる干渉色を利用した着色技術は、染料や顔料などの色素を使用せずに半永久的に色調を維持することが可能です。当社は均一な膜厚の酸化チタン薄膜形成が可能なスクリーン印刷ペーストを開発しました。
325mesh/inchスクリーン印刷後、150℃乾燥、500~800℃の温度で焼成することで銀調外観が得られ、スクリーン印刷直後のウェット(wet)膜厚を管理することで色調管理が可能です。得られた膜はアナターゼ型結晶構造の酸化チタン(TiO2)薄膜で、膜強度は9H以上、高屈折率、高耐湿性、0.1%程度の低い曇り度(ヘーズ値)を示します。