プラントベースミートの結着性向上と異風味改善に貢献する品質改良剤
プロフェクトVMK、こま味VMD/こま味VMU
世界中で地球温暖化や食糧問題などの大きな社会的な課題に対する関心が高まり、環境にやさしい商品が選ばれるようになっています。
大豆を用いた代替肉である大豆ミートは、畜産品に比べて、森林伐採や飼料の大量使用などの環境への影響が低いとされています。さらに、栄養価が高く、畑の肉とも呼ばれる大豆を使った大豆ミートは、健康意識の高い方からも支持を得ています。
市場では、大豆ミートを使用した商品が多く流通しています。しかし、大豆ミートには、大豆特有のにおいが残る、結着性が弱く、成型時に崩れやすいなどの課題があります。
当社は、見た目も味も満足できる大豆ミート製品づくりを実現するために、粒状大豆たん白の結着性を向上させる品質改良素材「プロフェクトVMK」、大豆特有の異風味を低減する品質改良素材「こま味VMD」（牛肉代替食品向け）、「こま味VMU」（豚肉・鶏肉代替食品向け）を開発しました。
特長・仕様
【プロフェクトVMK】
・生地のまとまりを向上し、製造時の作業性を改善する
・加熱後の結着性が向上し、弾力性を付与する
・加熱後の型崩れを防止し、商品価値の高い外観を形成
【こま味VMD】
・植物性ポリフェノール・アミノ酸により、大豆特有の異味・異臭を低減
・大豆臭を抑制するとともに、素材の味とのバランスを整えて肉らしさを表現
・水戻し、練り込み時、どちらのタイミングでも添加可能
【こま味VMU】
・甘味・うま味・香気成分により、異風味を押さえた自然な風味を付与
・大豆臭を抑制
・水戻し、練り込み時、どちらのタイミングでも添加可能