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技術資料

トップテクノフォーカス

第51号 2019.9

最新号

●パワーデバイス向け無電解ニッケルめっき液「トップUBPニコロンMLP」

総合技術研究所 長谷川 典彦

近年、パワーデバイスは高耐熱化が求められており、そのUBM(Under Bump Metallurgy, Under Barrier Metal)として使用される無電解Ni-Pめっき皮膜には、高温接合や高温環境下において破断や脆化が発生しない特性が求められている。本報では、優れた耐クラック性やはんだ接合性が得られるパワーデバイス向けの無電解Ni-Pめっき液「トップUBPニコロンMLP」について紹介する。

●Line/Space=1/1μmの回路形成に対する課題とブレークスルー

総合技術研究所 北原 悠平

電子機器等の小型・高性能化は加速度的に進んでおり、パッケージ基板でも2.1DやPLPなど実装形態が提案され、配線幅1μm台の超微細領域に到達しつつある。さらに、ビア径の極小化と基材表面の低粗度化が求められており、当社では従来技術の革新を進めている。本報ではこれらの問題を解決し、L/S=1/1μmの回路形成を可能にする無電解銅めっきプロセス「OPC FLETプロセス」とその周辺技術について紹介する。

●シリカ系薄膜コーティング剤「Protector」によるアルミニウム素材への防錆処理

総合技術研究所 小沼 太郎

アルミニウムは軽量かつ加工性に優れ、多用途に供される金属素材であるが、電気化学的に卑な金属であるため、一般的な防錆処理として陽極酸化処理による酸化皮膜を形成している。近年、自動車材料をはじめとする様々な分野で使用されるアルミニウム部材の防錆要求が高まっているが、従来の処理ではその要求を満足できない。その解決策としてゾル-ゲル法を用いたシリカ系薄膜コーティング剤「Protector」による防錆処理技術を開発したので紹介する。

●将来めっき技術への展望「産学連携テーマ」

総合技術研究所 長尾 敏光

第六研究室は2018年4月に表面処理の新規および基礎研究分野を担当する研究室として立ち上げました。シーズとニーズの両面を追求し、将来、奥野製薬工業の主軸となる製品を研究開発しています。また、異分野への新規参入を目指し、過去実績が少ない分野についても産学連携を通して積極的に挑戦しています。今回は防錆・非水・環境をキーワードとした3件の共同研究の成果について紹介します。

●耐疲労性に優れた無電解ニッケルめっき液「トップニコロンNHP-GE」

総合技術研究所 岩本 由香

近年、自動車部品の軽量化にともない、アルミニウム合金材の適用が増加している。中でも内燃機関に使用される部品は、耐食性や硬度の他に疲労強度に優れた無電解Ni-Pめっき皮膜が求められている。本報では、耐疲労性および耐食性に優れた重金属フリー無電解ニッケルめっき液「トップニコロンNHP-GE」について紹介する。また、高硬度で摺動性に優れた無電解Ni-P/PTFE複合めっき液「トップニコジットLPFE」についても併せて紹介する。

●クロム酸およびパラジウムからの脱却 次世代プラスチックめっきプロセス: 「トップゼクロムPLUSプロセス

総合技術研究所 永峯 伸吾

プラスチックめっきにおいては、環境や人体に有害なクロム酸および高価なパラジウムを使用するという課題がある。また、生産性や管理面を考慮すると、処理工程は極力短縮化されることが望ましい。本報ではクロム酸および高価なパラジウムを使用することなく、高い密着性と良好なめっき析出性が得られ、かつ、処理工程を大幅に短縮することが可能な次世代プラスチックめっきプロセス「トップゼクロムPLUSプロセス」について紹介する。

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